若いうちは恋をしたりお付き合いをしたりして、いろんな恋愛を経験するの。


学生とかだったらラブレターを書いたり、校舎裏に呼び出したりして告白するのかな。


“ずっと前から好きでした”

“付き合って下さい”


なんて、恥ずかしさに顔を真っ赤に染めながら胸をドキドキさせてね。


そして初めてのデートは、手を繋いで一緒に下校する所から始まって。

夕暮れを2人きりで歩いて、ふとひと気のない所で立ち止まった時、2人の視線がぶつかるの。



『……………』


『……………』



目と目が繋がって、言葉は途切れて…


やがて、ゆっくり2人の距離は縮まっていく。



30cm…20cm…と近付いてきた時、女の子の方が目を閉じて


10cm…5cm…となった頃、男の子の方も目を閉じる。



そして…とうとう2人は、初めてのキスを交わすのよ。





――それが、私の思い描いていた恋愛。


と同時に、私の出来なかった恋愛。



まだ早いからとか、私ってばモテないからって、ずっと恋愛できなかった事を諦めていたけれど。


本当は、ずっと憧れていたのよ。



だから…



“会いたかったんです”


そんな、初めて言われた私への気持ちに、スゴく胸がキュンとしちゃったの。