あなたがいたから

「それはだな。
ウチの校長は何かと秘密を作るのが好きでな、本当は知ってなきゃいけないことも、あの校長は教えてくれんのよ。」


木下は泣く真似をしながら言った。



生徒達は木下の話と泣き真似が可笑しかったのか笑い出していた。



その時、放送が入った。