異能者と悪魔と時々子猫





悠馬は自分の拳をボスゴブリンの腹に叩きつける。




そのたびに地面や草木が激しく揺れ、最初はどこか余裕の表情だった青犬も、目の前で起こっている激しい戦闘の前では、驚きの表情を隠せなかった。



「うらぁっ!!!まだまだっ!!そこっ!!!」悠馬は休むことなく、その拳をボスゴブリンンにひたすら連続で叩き込む。




「うらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」そして悠馬は隙だらけのボスゴブリンの腹に渾身の一撃を放った。





「・・・・・勝負あったな」





倒れたゴブリンの前に立つ、悠馬の後姿を見て青犬は言った。





「おい、青犬!とっとと降りてこいよ。」





「ふ、すまない。」と言い、木の上から華麗にジャンプして悠馬の横に降り立つ。





「まったく・・こいつは少なくともBランクはあるぞ・・そんなやつを無傷で倒すとは・・異能者ってのは一体・・・・・」




「それを含めて、俺たちが向かってるところについたら、ちゃんと説明してくれんだろ?ってか、その目的地がどんなところなのかってのを聞いてなかったな。どんなとこなんだ?」




「私たちが今から行く場所は「王都アスルト」という場所でな」




「王都ってことは、王がいるんだよな?お前たちが所属してる組織ってもしかして結構デカい集団なのか?」



「まぁ、そうだな、他国にも異能者を集めている組織はあるが、異能者収集率としては我々の組織は上位だろうな」