「普通じゃねぇと思ってはいたが・・まさか異世界人だったとはなぁ・・だが、証拠がねぇな。異世界人だってこと、証明できるもんはねぇのか?」
まるで買ってもらったおもちゃを開ける子供のような笑みを浮かべて悠馬は青犬たちに視線を送る。
「ふむ、そのことだが・・実際に来てもらったほうが話が早いか・・おい、赤猫!こいつらを連れて戻るぞ」
「は~~い☆了解しました~~♪」赤猫はクルクル回りながらポケットに手を突っ込む、そして出てきたのはなにも書かれていない真っ黒な紙、それを赤猫は地面に落とした。
すると地面から黒い煙が出てきた、しばらくするとその煙は消え、地面にポッカリと穴ができていた。
「はぁっ!?」信じられないと言った様子で、加奈が声を上げる。
「まぁ・・・人間業じゃねえな・・・・」
「よし、準備は完了だ。今から我らの世界「エストア」に向かう!お前たちもこの穴に飛び込むんだ」
それを聞いた途端、「まってました」と言わんばかりの笑みを浮かべ、悠馬は一番に飛び下りた。
「ちょ・・!?悠馬!?」加奈が穴を覗き込む、だがもうそこに悠馬の姿はない。
「・・・・・ちゃんと帰れるんでしょうね?」加奈が青犬に問う。
「約束しよう」
それを聞いた加奈は、無言で穴にダイブした。


