「それは本当か?」悠馬は加奈のほうを向き直って聞く。加奈はというと頬を赤く染めてクネクネしていた。
「うん、今研究が進められてるはずだよ。って、今世間を騒がせてる大ニュースなのよ?ちょっとは世間にも興味もちなさいよ・・・」
「俺あんまニュースとか見ないからなぁ・・」2人の背後で青犬が赤猫を説教している。
「それでさ・・悠馬」加奈がぎこちない様子で尋ねる。
「ん?」返事はこんなだが、加奈がなにを聞きたいのか悠馬はわかっていた。
「最近・・ない?・・・身のまわりで・・・変わったこと・・・とか」
「・・・・・身のまわりってか、身のことなんだけどな・・・・明らかに運動能力が上昇してるし、後は五感が異常に鋭くなった・・・かな。」
「うん・・・」頷く加奈。
「それが異能だ」背後から声がした、青犬だ。
「いや、まだ完全には目覚めていないのかもしれないが・・・」青犬が独り言のように呟く。
悠馬は少し考えるような仕草をしながら、青犬をみて疑問を口にした。
「・・・俺たちが異能者ってのはわかった。まぁ・・自分自身でも思い当たるところは多々あったからな。多分加奈もそうだろう。そんで、今度は俺らからの質問だ、いいか?」
「約束だ構わん、なんでも聞くがいい」と頷く青犬。
「んじゃあ、遠慮なく」と若干苦笑気味の優真が疑問を口にする。
「あんたらいったい・・何者なんだ?」


