「クソッ!グレグニド第1番隊、隊長の俺が・・人間ごときに縄でしばられるなどっ・・」
あの後、加奈が体育倉庫から持ってきた綱引き用の縄でグルグル巻きにしたのだ。
ちなみに赤猫は蹴られてからというもの、まったく抵抗せずに素直にお縄になった。
そして今は捕らわれの身でありながらも、鼻ちょうちんを出して寝ている。
「それで?あなた達コスプレコンビは、いったいなんのために私たちを監視してたのかしら? 朝から見てたみたいだけれど?」
加奈が腰に手を当てて尋ねる。
「あぁ、俺は・・昼ごろ・・屋上で昼寝してた時からだな」と悠馬は腕を組んで答えた。
「くっ・・・こいつっ!」遅刻したな!?と横にいる赤猫を見たが
その赤猫本人は涎を垂らして気持ちよさそうに寝ている。
「・・・・まずはいろいろと説明しなければならないことがある。だからまず、この縄を解いてくれないか?危害は加えない、約束する。」
2人はしばらくみつめ合った後、悠馬は青犬の、加奈は赤猫の縄を解いた。
「にゃふっ☆」青犬に寄り掛かって寝ていた赤猫は、ロープが解け青犬が立ったので、
地面にコテンッと倒れる。
「くそっ・・このっ・・!!」青犬は赤猫を殴りそうになったがその手を下した。
赤猫は寝起きが悪いのだ。
「・・・私一人でいい・・・それでは、まずなぜ私たちが君たちを監視していたかと
言うことを説明しよう」


