「あれが天草悠馬か~☆あの蹴り、あの反射神経・・・異能者で決まりだね~☆」
中庭にある植込みの中で悠馬を観察しているものがいた。
赤いロングヘアーで、その頭の上には猫耳がつけらられている。
「ではではさっそく捕獲を~☆ーーーっとっ!?」
ビュンッ
なにかが上から降ってきた。
「まだ早い、まだ早いぞ赤猫・・蹴りと反射神経だけで異能者と断定するのは・・」
青い短髪でつり目、そして頭にぴょこんと生えた耳が特徴の男がそこにいた。
「あっれ~?青犬さん??☆木崎加奈って娘の監視じゃなかったんですか~?」
顎に人差し指を当てて可愛らしく首をかしげる赤猫と呼ばれた少女。
「馬鹿・・任務に就く前に、データを貰っただろ・・そこの天草悠馬と一緒にいる少女が
木崎加奈だ。」
「え~?あそこで座り込んでる女性ですか~??」
「あっちじゃない!!!!!金髪のほうだ。」


