異能者と悪魔と時々子猫





「「「・・・・・・・・は??」」」






加奈と悠馬と女性の声が重なった。







「彼女の太ももがすごく好みだったので・・襲いました・・・」






プチンッ・・・






加奈と悠馬のなにかが切れた。







「「死に去れええええええええええええええええええい!!!!」」






加奈の蹴りが男の腹に、悠馬の蹴りが男の顔面に直撃する。






男は後方に激しく吹っ飛びブロック塀に叩きつけらて、気絶した。






「ったく・・・なんだってんだ・・」






「まったくよ・・・」






悠馬と加奈が同時に溜息をつく。







「あ、あの~・・」






その後ろで、女性が小さく手をあげた。






「ん?どした?」と悠馬が聞く。






「刀のこと・・聞かなくてよかったんですか・・ね?」






「「あ・・ああ!!ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」」






二人の声が大きく校内に響いた。