ガララ…
「やっべェ逃げろ‼」

職員室のドアが開くのと
同時に逃げる4人。

「…⁉ちょ、ちょっと君達‼
何してるの!」
担任の堀北夏海先生、
通称ナッツはキレてるけど…

「っふぅ。まったくもう。大丈夫?」
は?何その一件落着的な溜息。
そもそもこの状態で大丈夫な
ワケないでしょ!

「……とりあえず。
更衣室でシャワーを浴びて
教室に来なさい。
…分かった?」
「分かった」の部分を異常に強調させ、
泥水でビショビショの床を見る。

はぁ。
はいはい分かりましたよ。
拭いとけばいいんでしょ。
「はい。分かりました。
では少しだけ遅れます。」

そうすると、
ナッツは満足そうに
教室へ行った。