と、後ろを振り向くと私以外に、もう一人女子が座ったいた。

全く気づかなかった。

彼女の名は、朝倉恭子。髪は長く、黒縁メガネのいかにも真面目ちゃんだ。

まぁ、そりゃあの子も男に興味無いに決まってるよな。

そして、私は窓の外をながめた。


15分後、藍が案の定叫びながら戻ってきた。

「っちょっとーなんで先に戻ってんのよー。ほんとにかっこよかったんだよー。」

「はいはい。」

「はいはいって…。でも、ここのクラスだといいなー。」


なんて、藍の話を聞いていると先生が入ってきた。

「ほら、席に着けー。」

みんなが席に着いていく。

「えー…では………」


「なんだ…。このクラスじゃないのかー。」

藍をはじめ、女子みんなのテンションが下がった。