私は、一人になって、興味もないから職員室を後にした。

「キャー!!」

2階に上がっても、まだ女子達の叫び声が聞こえる。

―はぁ。―

私は、ため息をついた。

ああいうのは、好きじゃない。

後で、藍になんで先に帰ったのか怒られると思うけど、今はもういいや。

教室に戻ると、男子しかいなかった。

「やっぱ、武宮は興味ねぇよなー。」

「当たりめえだろ。武宮だぞ!」

「だよなー。あははははは!!」

言ってることは合ってるけど、なんかいらつく。

別にそんな私だけ、違う人間みたいな言い方しなくても…。

男子達の言ってることは適当に流して、窓側の席についた。