君色。私色。


「でもまさか、空架ちゃんが悠人くんを好きになるなんて思わなかったな。」

「ほんと。藍もびっくりだよ!空架の初恋相手があの新井悠人だもんなー。」

―私の…初恋…。―

「まぁー。藍もちょっと新井悠人ねらってたけど…しょうがない!だって、空架の初恋だもん!応援してあげないとねっ!」

「わたしも、応援するね。空架ちゃん。あっ、でも悠人くん人気だから頑張んないとね。」

「そうだよー!私、恋知らないんです~、っじゃダメなんだからね!」


「いやっ、待って!二人とも!」

―――ガタンッ―――

私は、大きな音お立てて、イスから立ち上がった。

「まだ、恋したってわかんないんだから!!」


と言うと、周りが一瞬静かになった。

周りのみんなは私を見て、ポカーンとしている。

「…ッちょっ、空架落ち着いて…」

藍が小声でそう言って、やっと自分がしている事に気がついた。