「あ、教室に忘れ物したから先行ってて!」


そう言って私は急いで教室へ戻る。
教室の前へ立つと男子の話し声。
何してるんだろう、と思って恐る恐る入る。


「ゲッ・・・!如月が来たぞ━━━━!!」


「え?何してるの・・・?」と言おうとした瞬間目に飛び込んできた文字は・・・。
【可愛い子グランプリ】という文字。


私はボーゼンと黒板を見つめる。
第一位は・・・と見ると【如月陽夏】


「え、一位って私・・・!!?」


私はおもわず床に座り込む。
まさか、私が一位だなんて・・・。