「拓人の母です♪いつも息子がお世話になってます!」



満面の笑みの母さん。


まだ現実を把握できずに放心状態の友里。



「あっ…夏木友里です。」



おどおどしながら話す様子がかわいらしい


ほんま小動物みたい



「拓人の…彼女さん?」



はい、どーぞ。


と、紅茶を出し椅子に腰掛け楽しそうに質問をする


こうやって見てると、ほんま若いよな


やっぱ好きなことばっかしてるとストレス溜まらんのかな


老化防止?老けにくいとか?



「えっと…その…私、清野くんの担任をしておりまして…」

「えっ!それって今流行りの禁断の恋!?」



…いや、流行ってないやろ


てか、なんで目キラキラさせてんねん



「そー。まさかこんな形で紹介すると思わんかったけど、俺本気やから」



ポンと友里の頭に手をのせる


本気で守ってやりたいと思ってる


愛おしくてしょうがない



「楽しそうやな♪ママ応援する!友里ちゃん、よろしくっ」

「よっよろしくお願いします!」



軽く握手をして、やっと母さんの目を見た友里


あっちょっと顔の緊張ほぐれてる