「俺も。」



そういって、そっと唇が重なった。


そっと触れるだけのキス。


この優しい感じが好き。


学校でこそっとする一瞬のキス。


でも、今日はいつもと違う。


角度を変えて、何度も交わされるキス。


だんだん深くなってくる。



「…っん。」



時折漏れる甘い声。


お互いに求め合っていた。


もっと…もっと…


たっくんの全部がほしい。


なんて、大胆はあたしが顔を出す。


…やっぱり熱のせいやな。



「…友里、きれい。」



ベッドの上に移動させられ、気がついたら裸になってたあたし。



「あんま、見んといて…恥ずかしい。」



さっき、たっくんがカーテンをあけたせいで部屋のなかはすごく明るかった。


でも、そんな恥ずかしさもすぐになくなった。


あぁ、今からたっくんと結ばれるんや。


緊張感と幸せ感でいっぱいやったから。



「友里…大好き。」



めったに聞けない、たっくんの大好き。


あー録音してたらよかった!