どうにかこうにか1日を乗り切った、友里。



「明日からの三連休、テスト終わったからって羽目をはずさないようにー。じゃ、おわり」



すごい手抜きなHR。



「たくっほんま悪い!今度なんか奢るから!」

「がんばれよー。ばいばい」



この三連休の間に、マツは陸上の今シーズン最後の大会があるらしく、日直の仕事を頼まれたのだった。



「あれ、松井くんは?」



教室にたった一人残った、俺に聞いてきた友里。



「大会前で忙しいらしいから代わり」



「そうなんやー清野くん優しいな」



と、教卓のイスに腰かけ、黒板を消している俺の後ろにきた。


二人っきりということに高鳴る鼓動。



「…なあ」



黒板をきれいに消し終え、後ろを向く。



「…すぅーすぅー」



…て寝てるし。


友里の寝顔は、いつも以上に童顔。


長いまつげ…


透き通るくらい白くて綺麗な肌。