…これって、さ…
しおりちゃんにばれてんの?
…え、え、え、えーーーーー!!!
ちょ、どうしよう。
やばいやばいやばいって。
いや、でもあの子は人に言うような子やなし。
けどけど、気をつけなやばいってことやんな。
もう見るのやめよう。
うん、
うわー。
ほんま、あかんって。
「…な、やばない?」
夜、そのことを清野くんに電話で報告。
「ま、いーんちゃう?あいつやったら。
でも、たしかに友里見すぎ。」
清野くんがそういうなら、大丈夫なんかな。
しおりちゃんに関しては…。
「…て、ちょっと待って!
あたしが見てんのわかってたん?」
「そりゃーな。めっちゃ視線感じるし。
俺らが付き合ってんのは、ばれてなくても
友里が俺を好きって思うやつはおるやろな。」