で、その麻里ちゃんの隣にいる女の子は一言で言うと美人。
大きな目は二重で、鼻筋が通っていて、うすい唇。
麻里ちゃんと同じくらいの長さの髪はきれいな黒でふたつに結ばれている。
おまけに背が高くて細いしスラッとしている。
ま、麻里ちゃんがちっちゃすぎるのもあるけど。
150ちょっとていってたし。
「ここ、座ってもいいですか?」
マツが座ってた席と、その隣の多分障害物にでてるであろうやつの席を指す麻里ちゃん。
「あーええよ。けど、麻里ちゃんたち赤やから目立つな(笑)」
「ここにおったらクリスマスカラーですね(笑)でもけんちゃんがここがベストポジションや、言うんですよ。」
…けんちゃんやって。
何度聞いても聞き慣れないあだ名に思わず吹いてしまう。
マツがけんちゃんて…
「あ、今更なんですけど。この子里沙です。あたしと同じクラスで、どうしてもついてきたいて言うから連れてきました。」
「はっ?ちょ、麻里やめてやっ!」

