「あ、メアド教えてもらっていい?」

「え?…あーうん。」



委員会がおわり、アドレスを教えてる清野くん。


いいな…


なんて言葉じゃ足りない。


もう羨ましくてしょうがなかった。


あんな笑顔反則やん。


なんなんあたしには笑うなとか言っといて。


あたしなんかより清野くんやろ?


みさきちゃんメロメロやん。



「ありがとっ!夜メールするなあ!ばいばいっ」



あたしの目には、笑顔で手を振るみさきちゃんに素っ気なく手をあげてる清野くんだけがうつっていた。


…好き好き好き。


溢れ出した想い。


もう止められそうにない。


あたし、恋の病にかかったみたい…