あれから、あたしは清野くんを避けている。
向こうから声をかけてくることもないし、これでいい。
そう自分に言い聞かせた。
そんなある日。
「もうすぐ体育祭やん。それで今日の放課後、実行委員さん集まりあります。えーっと…」
「あ、あたしと清野くん。」
あたしが困ってるのを察したのか、手を挙げたみさきちゃん。
…あ、清野くんのこと好きな子や。
勝手な想像やけど。
見てればわかる。
いっつも目で追ってる。
…あたしみたいに。
「視聴覚室でやるからよろしくな。じゃ、朝のHRはおわりっ」
出席簿を持って、教室を出ようとしたときふと会話が聞こえた。
「よかったやん!やっとやなっ」
「…うんっ」
赤くなっているみさきちゃん。
やっとっていうのは体育祭のことやろな。
やっぱ好きなんや…

