俺のもんやから。




英語科研究室の前につき、清野くんが一歩前にでてドアをあけた。


だれもいない部屋は静まり返っていて、あたしの心臓の音が聞こえるんじゃないかってさらにドキドキする。



「2年2組のはー、これこれっ」



そんなドキドキをかき消すように、少し大きめの声でそういいワークを指した。



「これ一人で持て……っ!ど、どしたん?」



返事ないなー。


て思って、振り返ろうとしたその時だった。


後ろから抱きつかれた。



ドクンドクン…


この心臓の音はあたしのもの?


それとも清野くん…?


顔が赤く染まるのがわかる。



「…清野くん?」



ゆっくりと顔だけ振り返り、見上げる。


本来ならつき返すべきなのかもしれない。


でも…もうちょっとこのままいたいと思ってしまう自分がいた。


いや、でもでもこんなんあかん。


離れないと…



「チャ、チャイムなる…」



そういったものの心の中では全く反対のことをおもっていた。


もう少し、もう少しこのまま…