たっくんかなー。
なんて心浮かれて、画面を見て大きなため息が出た。
「…なに?」
『こわっ。そない怒らんでもいいやん。
電話でてくれると思わんかった。』
なら、かけてくるな。
「なんか用?今日、うちのクラスのHRしてくれたんやろ。業務連絡やったら、無視するわけにはいかんやん。」
さっきは逃げたし。
生徒にもしものことがあったなら、大変だ。
まして、私情で電話を無視したなんて社会人として許されないだろう。
『え?いやー、なんもない。…こともないか。清野くんやっけ。あの子おもろいな。』
なんでここで、たっくんの名前でてくんの?
もしや、こいつなんか勘付いてる?
でも、ここで私が焦ったらやつの思うつぼや。
なんてかえそう。
『俺な、まだ友里のこと好きやねん。』
「は?寝言は寝て言ったら?私、そんな冗談に付き合うてる暇ないんやけど。」
『ほんまやで?冗談ちゃう。せやからな、宣戦布告しといたわ。』

