「で、どうだった?」



食べ終わり、少しは気持ちが落ち着いたのを感じ取ったようだ。


窓の縁に座ってた腰を上げ、俺の正面のイスに座り直して聞いてきた。


どうだったとはつまりさっきのことだろう。



「別に。別れろって言われたくらい。」

「お前、別に。って言うの好きやな。その口癖やめたほうがいいわ。そんなんやから、冷たいとか言われるんやで?

…てか別れろって言われたってことは、ばれたん?」



「否定したら、遠慮せーへんで的なこと言われた。

俺を焦らすために言ったんか、本気なんかはわからんけどあの薄ら笑いがむかつく。」



やけに自信有りげな目で見てくるとことか、左の口角をくいっと上げてるとことか。


かわいい顔が台無しや。



「うわ、怖っ!どういう関係なん、元カレ?そやったら気をつけんとなぁ。」

「元カレ。」