俺のもんやから。






ガラガラガラ…



「えっあれってさー」

「やばっ!え、なんでなんでっ」



チャイムが鳴る前に現れた人によってさっきまでと違った意味でざわつく教室。


ふと、教卓のほうを見るとそこにいたのはあいつ、柴原聖也…


目が合い、薄ら笑いを浮かべる姿がやけに意味深に感じ寒気がする。


仮に俺があいつに対してそういう態度をとるならまだわかる。


けどなんであいつにそんな態度されなあかんのやろ。


まさか友里のやつ昨日口滑らしたりしてへんよな?


あかん…酔うてたてゆっとたし、滑らした可能性がある。


うわ、まじかよ…。



「清野!せーいーのっ!」

「うわっ!な、なんすか。」



目の前に柴原。


考え事をしていたせいで上の空やったらしい。



「なにって、出欠確認。」



ちゃんと話きけよなーと笑いながら言い、周りもそれにつられて少し笑いが起こる。


「昼休み、生物室にこい。話あるから。」



その笑いを利用して、こっそり耳打ちされた。


にやりと口元が笑ったその顔をみて確信した。


あぁ…絶対に友里のことや。