「柴原聖也です。教師一年目で、未熟者ですがよろしくお願いします。」
深々とお辞儀をして天使のほほえみ。
これでみんなのハートを射抜くんだ。
…裏の顔があるとは知らずに。
「なぁ。びっくりした?」
英語科のあたしと理科科のあいつの席は遠いはずなのに、なぜか隣にいる柴原聖也。
あたしはこいつが苦手だ。
かわいい顔して、性格超悪いし。
世界は自分中心で回ってると本気で思ってるようなそんなやつ。
「無視すんなや。」
「柴原先生。職場には上下関係と言うものがありますので、言葉使い気をつけて下さいね。では、朝のHRがあるので失礼します。」
言ってやった。
そう思ったのに、やつはおもしろそうに笑っていた。
そんな態度がやっぱむかつく。

