いつの間にか床に降りてきてる友里。
「このたっくん目くりくり!…あ!これ怒ってるやん!うわっこっちめっちゃかわいい!」
いろいろ話しかけてくれてるけど、だんだんと遠のいていく意識。
ゆっくりベッドの方に移動していく。
そういえば、熱あったんやっけ。
そんなことすら忘れてた。
「なぁたっくん。聞いてる…?
………あ。寝ちゃってる。」
起きてるか寝てるか曖昧な感覚で布団がかけられた感触だけがなんとなくわかった。
「たっくん大好き。」
これは夢か現実か。
なにか温かいものに包まれてる感じ。
すごく安心する。
このぬくもりはなんだろう。
ただ体を包み込まれてるんじゃない。
内部から…
心を優しくふわっと包まれて守られてる。
言葉にするならそんな感じだ。
それ以外が思いつけない。