薄暗い住宅街を、田中くんと並んで、手を繋いで歩く。
田中くんはきっと私のペースに合わせて歩いてくれてるんだと思う。
全然早くない。
私にとっては丁度いいペース。
背が高くって、足が長い田中くんにとってはこのペースはちょっとイライラしちゃうんじゃないかな?
……田中くんは、こんな私のどこを好きになってくれたんだろう。
スタイルだって、顔だって、成績だって、すっごくオシャレでも無い、何1つ取り得が無い私。
中の中…ってより中の下…
平凡中の平凡な私。
取り得は平凡ってとこでいいかな……
田中くんは、平凡すぎる女の子が趣味なのかな…?
うーん…わかんない………
性格?
いやいや、私結構ずる賢いトコあるし…

