ぎゅ… まさに、そんな効果音ですよ。 「え……」 隣を見るとまたまた顔を赤くさせている田中くん。 そして少し目線を下げるとそこには繋がれた手。 「行くぞ」 照れ隠しなのか、私をそのままグイッと引っ張っていく田中くん。 少しそのまま歩くけど、スピードが速くて私が小走りになっているのに気づいてくれたのか、今度はゆっくりと歩いてくれた。 校舎に入るまで終始無言。 だけど、そんなものは私の心臓の音と、田中くんの手の暖かさにもみ消されていった。