嘘つきな君。


「友香ちゃん。一緒に帰ろう?」

そらが、私の席まで駆け寄ってくる。

「うん!行こっか!」

「おーい。友香」

颯太が、教室の入り口にもたれかかってわたしを呼んだ。

「颯太くん!」

そらが、嬉しそうに微笑む。

「颯太、颯太も一緒に帰る??」

私が颯太に聞くと、

「おー、そうする」

と言って三人で帰ることになった。

「あ、あのね!!」

そらは、颯太の横にぴったりとくっつき、話し始めた。

颯太も、すごく嬉しそう。

…私って…邪魔じゃない??