「友香ー!なにしてるの。本当に遅れてもしらないわよ!」

そういいながら、お母さんが階段を登ってくる音が聞こえた。

ガチャ。

「あらまぁ!颯ちゃん!!友香起こしてくれたの?ありがとうねー!!」

「違うよお母さん!」
「なーに、いってんだよ。…あ、やべ。本当に遅れる。友香ママ行ってきます!!、、、行くぞ!!」

そう言って、私の手を引っ張っていく颯太に私は、顔のにやけをおさえるのに必死だった。