あんなに近いと心臓ヤバいよ
あの時もこんなんだった
--------
中3の帰り道
もうすぐで公立の受験だった
先生に教えてもらってて遅くなった
『ヤバい、塾遅れちゃう』
あれ?通行止めだ
暗いけど横の道通ろう
うわ本当暗い……
「ねぇ今1人?」
「中学生?」
えっだれ?
怖いよ〜
「ねぇ案外可愛いじゃん」
「来いよ」
『は、離してください』
本当怖いよ
誰か助けて!
「杏奈見つけた。どこ行ってんだよ」
えっ?
小さい声で”なにも言わないで”
「なにお前」
「この子俺のだから近づかないでください!じゃぁ」
良かった
けど、ドキドキする
病気になった感じ
「大丈夫だった?ここ、ああいう奴多いからもう使っちゃダメだよ」
ドキドキが止まらない
ヤバいこんなの初めて
涙出てきた
『ありがとうございます』
あたしゎそう言って逃げた
そうこれが、凌河くんとの出会い

