『…あ、確かに目も相当 悪いんだけど…、
失明する程じゃなくて、コンタクトや眼鏡で何とかなる程度だから、大丈夫(笑)』
私が心配しているのが空気で伝わるのか、
景さんは補足するように、軽く笑って言った。
『ただ…、目よりも やばかったのは耳の方で……、』
「…………」
『……聴こえなくなる って言われた。
職業柄 爆音の中に居るしさ、
一時的に聴こえなくなるのは しょうがない って思ってたし、
そんなに気にして なかったんだけど。
ずっと、聴こえなくなるんだってさ。
さすがに やばい!と思って 笑』
「………………え…?」
『……実は、今も ほとんど聴こえてない。
…だから最初に、″黙って聞いてて″って言ったでしょ?笑』
「……………」
……私は衝撃の あまり、言葉を失った。

