「…ヒカリさん?」
続けて″居ますか~?″と声を掛けながら、
スタジオのドアを そーっと開ける。
いつも だったら、眼鏡を掛けた景さんが振り返って、
″お~、サナお疲れー″とか何とか言って笑ってくれるのに、
今日は居なかった。
…代わりに深刻な顔をしたメンバーが全員、揃っていた。
それだけで、景さんの身に何かが あったのは、明らか だったけれど、
私は まだ何も信じたくなかったから、気付かない振りを した。
「…あ、お疲れ様です!
みなさん お揃いで、どうしたんですか??笑」
精一杯 笑顔を保って、そう訊いた。
みんな″どうしようか?″と言うように顔を見合わせて居たけれど、
暫くしてリーダーが、彼 特有の人懐っこい笑顔を浮かべて、言った。

