「何してんの？」


良かった。
助けが来た…


「あ？」


「あれっ？道間違えたかも。なぁ、職員室とか言う場所どこだ？」


助けじゃ、ない？


「お前、誰？つーかこの状況分かんね？
俺ら、今愛し合ってんの。だから、お前邪魔」


あっ愛し合ってんの？！

そんな気さらさらないんだけど？！
早く手を離せ！！


「さっきから見てて思った。でも、そいつ嫌がってんじゃん。
ホントはお前の自己満足だったりして」


絶対そうだ！
この人、顔見えないけどいい人そう。


「自己満じゃねーよ。バーカ。
とっとと消えろ」


「や。俺、そいつ助けるわ。
なんか、間違ってる気がする」