「ごめんなさい。私、恋愛に興味ないの」


嘘をついた。


本当は…


誰よりも…






恋がしたい。






勉強なんて手がつかなくなるほど、恋がしたい。


「そうですか」


その男子はがっくしと肩を落とし、そうつぶやいた。


「でも僕…あきらめませんからっ!絶対の絶対に天月さんを落とします!!」


ん?ん?

落とすってなんだ?

かかと落としでもする気か?