「よく分かんねぇな…
とりあえず、ひよりと俺はずーっと一緒ってことだ」


そういって、いきなり手をつかまれた。


「え…何を…?」


「あれっ?こーやるの、嬉しいんじゃねぇの?」


「つまり、手をつなぐってことでいいの?」


「そーいうこと」


つなぐのは、嬉しいよ?でも、


「恥ずかしいっ」


「ひより」


「ん?」


そのいたずらな目、まるで別の世界の人のような、澄んだブルーの目。


「好きだよ」


全部…


「私も好き」