ボーっと見ていると、そいつは立ち上がって、分厚い壁の中に消えて行った。
もう少し、もう少しだけ、見ていたかった。
らしくねぇな、俺。
「天月ひより、17歳。成績優秀。学年トップだな。
よくモテる」
「べっ紅?!」
いつの間に!
「惚れたのか?」
「は?なんだそれ」
紅はバカにしたように笑った。
「向こうに行ったら分かるよ」
そう言い残して、去って行った。
向こうに…か。
もう少し、もう少しだけ、見ていたかった。
らしくねぇな、俺。
「天月ひより、17歳。成績優秀。学年トップだな。
よくモテる」
「べっ紅?!」
いつの間に!
「惚れたのか?」
「は?なんだそれ」
紅はバカにしたように笑った。
「向こうに行ったら分かるよ」
そう言い残して、去って行った。
向こうに…か。


