マジで恋した5日間



私の隣の席でした。


でも、今は男子が座ってるから無理なはず…


「いいですよね?先生?」


先生。そこは考えるとこじゃないよ…


ずかずかと私に歩み寄ってくる蒼希。
それにビビってるのは、私じゃなく、隣の人。


「おいお前。そこどけ」


おいっ!!
いきなり初対面の人にそれはないだろ?!


「えっ、でも俺の席…」


「んなのどーでもいいから。な?譲れ」


ずーっと目を合わせていたかと思ったら、急に『はい』とか言って、席を譲った。


バカ野郎…


それと同時にクラスがざわめきだす。


「えーっ!なんで天月さんの隣?!」


「ありえないんですけどぉ!」


私が一番聞きたいよ。




バンッ!!