私はたんだんと色んな人に抜かれていった。 ただでさえ後ろの方を走っているのに 早くしないと、後から出発の男子に抜かれてしまう。 ぐっと力を入れ前に歩き出そうとした時、 グラっと視界が揺れ 目の前がだんだん暗くなっていく これはまずいと思って力を振り絞り 道の端に座り疼くまる お願い…早く、直って…っ 意識が薄れて来た時、 誰かの声がした。