俺はふっ、と笑って言った。 「確かにさぁ、 あいつ、全然可愛いくねぇよな。 気つえーし、女っぽくねぇし、おまけに泣かないんだろ? 可愛いさで言えば断然、小山の方が勝ってるわ。」 小山はそれを聞いて少し勝ち誇った顔をした。 「でもさ俺、 あいにく性格ブスには全く興味ねぇんだわ それと、 お前みたいな自分の使い方分かってる奴って 全然、面白ろくねぇ。 不器用で自分の気持ちをうまく表現出来ない奴の方が 俺には断然可愛く見えるんだわ そう言う事だから、他あたってくれる?」