次の日― 「篠くんっ!!! ちょっと聞いてほしい事があるんだけど」 突然同じクラスの小山みやび…だったか?が、話かけて来た。 何の用だ? 女子の集団で話かけてくるパターンはよくあるが、 そいつ単体で話かけられたのは初めてだった。 めんどくせぇな、なんて思ってついていくと あまり人の通らなそうな所に着いた。 「何?」 なんて、 だいたい分かったけど。 「私、篠くんの事好きなの! 付き合ってほしい」 やっぱりな。