「違うの!これは… 最近喉痛いなぁって思ってて」 「その声で?」 「えっと…あ、ほら! たまにのど飴って食べたくなるの!」 「だってお前、のど飴嫌いじゃん」 「最近、のど飴の袋集めにハマってて…」 「そんな奴いねぇーだろ」 そう言うと杉浦はついに黙り込んだ。 俺はため息をついて 「お前ってさぁ… 本当素直じゃねーのな」 と言った。