しかし、

杉浦はいつもとは全く真逆の言葉を発する

「篠っ…本当は…、本当は

ありがとうって言いたかったの…」


そう言いながら俺のベッドに顔を伏せる


いや、まじで、素直すぎて夢みてぇ…


人が寝てるとこいつはこんなにも素直に
なるのか


じっとしてるのに限界が来た俺は


「茉ー奈ちゃん

いつまで泣いてんの?」


と言ってやった。