「俺だって、お前には幸せになってほしいんだよ…」 髪をくしゃっと掴んで座り込む篠は いつもより弱気で だけど私には全然分からなくて ふられるはずだったのに ふられ無かった。 篠が好きなのは真由美ちゃんなのに 辛そうな顔。 全く、頭がついていかない ただ一つ。 私の幸せを願ってくれるというならば 言える事がある。