今すぐ好きだって言って 抱きしめたい。 違う、駄目だ。離れなきゃ。 矛盾した心が戦いを続ける それでも近づいてくる茉奈を 突き放す事しか出来なかった。 「中途半端だよな…本当…」 「ねぇ!涼太!聞いてる? 最近上の空だしさ、まさか 茉奈ちゃんの事考えてるんじゃないよね? 忘れてくれるって約束したよね?」 強く問い詰める真由美に 「考えてないよ」 と呟やくと俺を疑ったように真由美は言った