「お前って、本当可愛いくねぇのな」 篠はそう言って帰っていった。 知ってるよ、そんなの…。 本当は待ってくれたのが嬉しくて仕方がなかったのに いい、なんて言って断って本当可愛いくない。 さらに雨が強くなって 篠が去っていった方を見つめた これでいいんだ。 そう、自分にいい聞かせる はぁ…。 ため息をついて、視線を床に移すと ??