「うん…。」 そう言って篠と私は並んで歩いた 「なぁ、さっき田中と何話してたの?」 田中くんと…。 「えっ、あー特に何も!」 言える話じゃないし、ごまかしたけれど すぐにバレた。 「隠さないで、言えよ」 と篠の顔が近く。 「だから大した話じゃないって!」 そう言うと篠は不機嫌になって 私にキスを落とした。