このドキドキも篠と同じなんだ

そう思うと嬉しくて顔が緩む。


「ほらっ、いくぞ」

ってぶっきらぼうに言いながら


私の手をとった


あ…手繋いでる。


篠の手は少し冷たくて、大きかった


「篠の手…

なんかお父さんの手みたいだねっ!」

私がそう言うと篠は私の事をジロっと睨む