「アンタもさっさと着替えて、ご飯食べちゃってよね。」


「体冷えた。人肌で温めろ。」


「いっそ凍りつけ。」



がしっと抱きついてくるジローに顔が赤くなりながら

ぐいっと押しやる。







ぴっきょん★





へ?……こんな朝から、誰?




「あのチビ、忘れモンか?」




鼻に縦皺を刻んで玄関に向かうジロー。


段々番犬らしくなってきたよね……



じゃなくて!!





「ちょ…そんな格好で出てかないでよ!!」




慌てて追いかける私と玄関前で攻防。







ぱったーんと扉が開いた。