腰を引っ張られて倒れ込んだのはソファーに寝そべるジローの上。
「コレで分かったろ。オマエが俺を必要としてるコト。」
ふっと口端だけあげた涼しげな微笑。
私の胸が急速に騒ぎだす。
「ココに居てってちゃんと言えたら、いてやるよ?」
……そんな甘やかな顔で唆さないでよ。
そんな優しい声で囁かないで。
いきなり家族がいなくなっちゃって
独りぼっちになっちゃって
自分がサミシイんだって気づいちゃうじゃん。
どんなに強がってみたって
人肌求めてジローんとこ忍びこんじゃうくらい。
エロで俺様な駄犬なのに、傍にいてくれる安心感とか、生活の中でのちょっとしたやり取りが楽しいって気づいちゃってる時点で
―――もう手遅れだ。


